二ヶ領用水
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二ヶ領用水は、多摩川などを水源とし、神奈川県川崎市多摩区から川崎市幸区までを流れる、全長約32 kmの神奈川県下で最も古い人工用水路です。徳川家康から治水と新田開発を命じられて、代官小泉治太夫が1597年に測量を開始し、14年の歳月をかけて完成しました。
農業用水として多摩川から水を引いて造られ、かつては近隣の農業を支えました。現在の沿川は宅地化が進行していますが、工業用水として、また近隣住民の憩いの場としても親しまれています。また歴史愛好家が足を運ぶ場所ともなっております。
2020年3月10日に国の登録記念物に登録された二ヶ領用水。ご興味のある方は一度現地に足を運ばれてはいかがでしょうか?きっと壮大な日本の歴史ロマンを感じ取れるはずです。
(2023年1月執筆)
PHOTO:PIXTA