205系観光列車 いろは 引退
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205系車両を利用した観光列車「いろは」がその歴史の幕を下ろします。ラストランは2022年3月26日。団体臨時列車「さよなら いろは日光号」が当車両の最終運行となるそうです。なおJR東日本様の発表によると、2022年3月のダイヤ改正では「いろは」を含む205系すべての車両が置き換えられます。
「205系いろは」の登場は2018年。「本物の出会い 栃木」デスティネーションキャンペーンに足並みをそろえる形でデビューしました。小山車両センター所属の205系600番台を改造した車両で、その名称は当地の観光名所「いろは坂」と「物事のいろは」の掛け合わせに由来します。ロゴマークは「い」の文字をモチーフにしており、いろは坂のカーブの数と同じ48色が採用されています。
「景色の良い宇都宮~日光間を走るこの車両には何度となく乗車しました。やはり紅葉の季節が最高です。木造の手すりやつり革を使う贅沢な内装。205系のなかでも特に豪華だったと思うのです。3月末のラストランのチケットを購入できるかわかりませんが、まだ時間があるようです。少なくとも1度は車両に乗って私だけの最後のお別れの挨拶をするつもりです。」東京都在住の鉄道ファンの言葉です。
栃木の美しい山間の雰囲気を満喫できる「205系いろは」。いよいよカウントダウンが始まりました。ご興味のある方は最後のご挨拶をされてはいかがでしょうか。
(2021年12月執筆)
当地の美しい景色にも馴染む車両デザインでした。
懐かしい思い出が甦る方もいらっしゃるのではないでしょうか。
長きに渡りお疲れ様でした。
PHOTO:PIXTA
VIDEO : JR東日本公式チャンネル 様