さつま町立紫尾小学校 閉校
- 文化・教育施設
標高1067m、北薩最高峰の山である紫尾山の名をもつさつま町立紫尾小学校(鹿児島県薩摩郡さつま町紫尾133)が2016年3月31日をもって閉校しました。児童数適正化のため、同年4月より柏原小学校に再編されています。閉校式では校旗の返納とともに、記念碑の除幕式も行われ、児童をはじめ多くの関係者が見守る中136年の長い歴史に幕を下ろしました。自然豊かでのどかな景色に囲まれた小学校は児童数が少ない分地域との関りが濃く、さまざまな学習を行ってきました。その中で児童の目にも、地域とのつながりがはっきりと見えたことでしょう。1994年竣工の校舎は洗練されたデザインでありながらどこかレトロな印象があり、今にも子どもの笑い声が聞こえてきそうな温かみがありました。ゆかりのある方は静かにたたずむ記念碑を見に行き、思い出の中にある笑い声に耳を傾けてみてはいかがでしょうか。(2019年1月執筆)
白い校舎と緑のコントラストが映えます。
閉校記念碑です。
長い間本当にお疲れ様でした。
PHOTO:清十郎様/PIXTA