浦河町立荻伏中学校 閉校

  • 文化・教育施設

北海道日高地方、浦河町荻伏。ここは明治期に「赤心社」というキリスト教精神に基づく開拓団が切り拓いた、不撓不屈の歴史を持つ地です。この開拓者魂を受け継ぐ学び舎として、1947年の学制改革と共に開校したのが浦河町立荻伏中学校です。設立以降、当校は長きに渡り、地域の子供たちのゆりかごとしての役割を担い続けました。

特筆すべきは、独自の校風と地域社会への深い関わりです。町の国際交流の歴史の中でモンゴルとの関わりを持つなど、国際理解教育に力を入れてきました。また、生徒たちが主体となって展開した「挨拶運動(グリーティングプロジェクト)」や、校内に歌声を響かせる「学級の歌声活動」は、「荻中の伝統」として地域文化に深く根付きました。野球、スケート、吹奏楽、作文など多岐にわたる分野での全国的な活躍は、地域住民に大きな希望と誇りを与え続けました。

しかし、少子化に伴う学校再編の流れにより、2026年3月末をもって浦河第一中学校と統合し、独立校としての歴史に幕を下ろします。長きにわたりこの豊かな教育環境を維持・運営された町当局および関係者の皆様に、心より敬意を表します。卒業生や教職員の皆様、挨拶と歌声が響き渡ったあの校舎での日々や、仲間と切磋琢磨した記憶を、今一度静かに振り返ってみてはいかがでしょうか。

(2026年1月執筆)

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