日置市立上市来中学校 閉校
- 文化・教育施設
2023年3月末をもって、日置市立上市来中学校(鹿児島県日置市東市来町養母5630)が閉校します。2023年4月からは東市来中学校へ統合されることが決まっています。
当校がある日置市東市来町養母の集落は、薩摩半島の中ほどの山間部にあります。江口川に沿って車を走らせ九州新幹線の高架を超えた先に当校の学び舎は佇みます。東市来エリアの山間部が学区となっており、生徒数22人(2022年)という小規模校です。
当校の歴史は 1947年の開校まで遡ります。1949年に完成した校舎は4年後の春に大火事で全焼、それでも1年半ほどでまた新しい校舎が完成し、子どもたちの学びの歴史は途切れることなく続いてきました。その後、現在に至るまで実に76年の長きに渡り、地域の人々ともにこの地の子どもたちの学びを支えてきました。
2022年9月には閉校記念運動会が開かれました。在校生や保護者だけでなく、遠方からの卒業生を含めてゆかりのある人々が集まり、大盛況に終わったそうです。地域の人たちの、当校への思いが詰まった運動会は、人々の心に長くとどまる思い出となることでしょう。
当校に思い出のある方は今一度この地を訪れてみてはいかがでしょうか。
(2022年10月執筆)