石巻市立大川小学校 閉校
- 文化・教育施設
2018年3月に閉校する宮城県石巻市の石巻市立大川小学校(宮城県石巻市釜谷山根1)は、1873年に桃生郡釜谷小学校として開校され、昭和の時代に改称されて現在の形になりました。大震災における悲劇の地としてその名が知られることとなりましたが、元々は石巻市を流れる北上川と牡蠣養殖が盛んな長面浦、そして山々といった数多くの美しい自然に囲まれ、地域の子供たちが豊かな感性を育くむ場所として地域に存在していました。
当校は、仮設校舎のある石巻市立二俣小学校に統合され、創立以来の145年の歴史を経て2018年3月末をもって閉校となります。校舎は震災遺構として保存されることが決定し、今後は子どもたちの学び舎としての記憶と共に、震災の反省・教訓を次の世代に伝えていく重要な役割を担っていきます。
(2017年2月執筆)