福島市立大波小学校 閉校
- 文化・教育施設
1873年開校の福島市立大波小学校(福島県福島市大波字滝ノ入1)が長い歴史を終えました。以前から児童数は50名に満たない小規模校だった同校ですが、2011年に発生した原発事故の影響による自主避難などでさらに在校生が減少。2013年度には在校生は男子児童一人となりました。教師以外にも地域の大人たちが一丸となって一人の児童を教育していく様子は多くの人の心を動かし、全国各地からメディアの取材等がありました。当時その様子をご覧になった方もいるかもしれません。
男子児童の卒業後は休校となり、児童のいない状態が続いていましたが2017年3月末に近隣の小学校へ統合されて閉校し、144年の歴史に幕を下ろしました。当校の歴史と伝統はきっと関係者様の胸の内に永遠に記憶されることでしょう。
(2019年6月執筆)