Final 2025年7月31日 記事三原文化会館 閉館のイメージ画像 History 54年

三原文化会館 閉館

  • 文化・教育施設
  • 建物・施設

三原文化会館は、1971年に開館し、苅田町の現役場庁舎の完成と同時期にその歴史をスタートさせました。会館の建設費用は、町内の実業家である三原作平氏が町に寄付した土地の売却金が充てられるなど、地域の人々の厚い支援を受けて生まれたことが大きな特徴です。開館当初から大小ホール、会議室などを備え、幅広い文化活動や社会教育の拠点として町民の生活に根ざしてきました。音楽会や展示会、地域団体の行事、講演や学習の場など、多くの住民に親しまれ、町民の憩いと学びを支えてきた役割は、他の施設には代え難い存在でした。

また、三原文化会館は町内外の文化団体や生涯学習団体、企業などにも幅広く利用され、苅田町の文化振興や社会福祉の向上に大きく貢献しました。地域特性として、住民同士の連携や自主的な活動を育む土壌づくりに寄与し、苅田町のコミュニティの強さを支える拠点となりました。

しかし、町役場の新庁舎建設や埋蔵文化財調査など時代の変化の中で、2025年7月31日をもって54年の歴史に幕を下ろしました。長年地域と共に歩み多様な役割を果たしてきた三原文化会館、その運営に尽力された皆様に深く敬意を表します。

(2025年8月執筆)

PHOTO:PIXTA

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