飯豊町立第二小学校

  • 文化・教育施設
山形県飯豊町、白川の清流近くに位置する飯豊町立第二小学校(山形県西置賜郡飯豊町小白川3360)。その歴史は1964年、椿小学校と手ノ子小学校小白川分校の統合により幕を開けました。1966年の校舎落成、2005年の現代的な校舎への改築を経て、地域教育の要として多くの児童を育んできました。
当校の大きな特色は、連綿と続く「郷土愛」を育む教育活動です。1970年代後半から、地域の無形民俗文化財である「椿念仏踊り」の伝承活動や、地域住民を「畑の先生」として迎えた米作りなどの勤労体験学習を実践してきました。子供たちはこれらの活動を通じ、地域の風習や文化を肌で感じ、地域社会の一員としての絆を深めてきました。
しかし現在、少子化に伴う複式学級の解消を目指し、歴史的な転換点を迎えています。2026年4月より、手ノ子小学校、添川小学校との3校統合が決定しており、現在の第二小学校の校舎が統合校として使用される予定です。しかし独立校としての第二小学校としての歴史は閉幕となります。これは将来的な義務教育学校「いいでの森学園」開校へ向けた、発展的な統合の第一歩となります。現在は統合準備委員会を中心に、新しい学校生活へ向けた協議が進められています。長きにわたり学校運営と地域教育に尽力された関係者の皆様に深く敬意を表します。卒業生や教職員、そして地域の皆様、この学び舎で響いた歌声や運動会での歓声、日々の何気ない温かな思い出を、この変革の機にぜひ振り返ってみてください。
(2025年12月執筆)

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