名島橋
- 建物・施設
名島橋は、福岡市東区の多々良川河口部に位置する鉄筋コンクリートアーチ橋で、全長204.1メートル、幅24メートルを誇ります。この橋は1933年に完成し、当時としては画期的な規模と設計を持つ構造物として注目されました。設計は後藤龍雄氏が担当し、福岡県が直営で施工しました。白い御影石で覆われた美しい外観が特徴で、地域のシンボルとなっています。
名島橋の起源は1910年に建設された木橋に遡ります。この木橋は地元有志によって架けられ、博多と名島間の交流を活発化させました。その後、1930年に名島水上飛行場の整備が進む中、新たな交通インフラとして現在の橋が計画されました。
戦時中には空襲から守るため、橋全体が黒く塗られるなどの工夫が施されたなどの逸話の伝承されます。その後も地域住民や行政の努力により保存活動が行われ、後に国の登録有形文化財に指定、土木学会選奨土木遺産にも認定されるなどその歴史的な価値は公に評価されています。そして現在でも名島橋は交通や文化面で福岡市民にとって重要な存在となっています。歴史ロマン溢れる名島橋に是非一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
(2025年4月執筆)
歴史ロマン溢れる美しい橋です。
PHOTO:PIXTA