田老児童館 閉館
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田老児童館(岩手県宮古市田老字小林131-2)は1977年に創立され、2017年に閉園するまでの40年間、地域の子供達を育んできた児童館。地域との交流を大事に、子どもたちがのびのびと育てる児童館として地域の人々に愛されてきました。合計で709人が児童館から卒業していきました。閉園式では卒園する子どもたちによってタイムカプセルが埋められたようです。
周囲はのどかな自然に囲まれ、1kmほど行くと復興支援に携わっている「常雲寺」があります。この地域は東日本大震災で大きな被害を受けたこともあり、2013年の慰霊法要では「今年の漢字」で有名な京都・清水寺の森清範貫主が復興の願いを込め「光」と揮毫を行い被災者の心を慰めました。ほかにも児童館から3km弱のところには、旅の疲れを癒す「小田代山荘」という温泉もあります。日帰り入浴もできるので、周辺を散策した際は立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
(2018年1月執筆)