島根町歴史民俗資料館 閉館
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JR松江駅からバスで1時間強、島根半島の中でも更に奥まったエリアが野波。松江市民には海水浴場や釣り場として知られていますが、都市部寄りの加賀と違って「海の秘境」という雰囲気が漂い、松江市民や島根大学生の「隠れドライブ名所」になっている野波海岸。そこにある島根町歴史民俗資料館(島根県松江市島根町野波2048)には、漁具類を筆頭に、歴史民俗が解る道具や古文書などが収蔵され、海の民として生きてきた野波、および島根半島の人たちの昔からの暮らしを振り返る場所になっていました。しかし、予算の関係から普段は閉鎖、2018年3月の閉館が決定。収蔵品の行く末が決まっておらず、以後の保存方法が気になるところです。多くの地元民が都市部松江に流れる昨今、島根半島での漁業事情や風習を語り継ぐ場所として、静かな佇まいを残してほしいですね。(2018年2月執筆)