宮城県立岩ケ崎高校 旧体育館 解体/取壊 

  • 文化・教育施設
  • 建物・施設

宮城県栗原市、栗駒地域にある岩ケ崎高校の旧体育館(宮城県栗原市栗駒中野愛宕下1-3)は、2018年4月で解体工事が終了しました。64年の歴史の閉幕となります。

複数回に渡る大震災を耐え抜いた同館は、1954年からの歴史を持つ建物です。建築技法として応用されているのは三角形の構造物がドームのように重なる「トラス構造」。現存する建造物の中でも極めて珍しい事例として、業界でも評価が見直されていました。解体に至るまでは、学内行事はもちろん、卓球部などの部活動に所属する生徒たちが練習に励む場として活用され続けていました。そして無垢木材が使われた素朴で温かみのある姿は、学生やOBOGからも愛されていたのです。

新しく建てられる体育館にその役目を譲ることとなった旧体育館ですが、これからも地元の人々の心に残る存在であり続けるでしょう。

(2018年5月執筆)

 

同じ都道府県の記事

同じカテゴリーの記事

ファイナルアクセス会社サイトはこちら

残り日数で探す

記事ランキング※24時間以内

Final Access Books

注目コンテンツ これが最後です

都道府県から探す