南島原市立山口小学校 閉校/統合
- 文化・教育施設
あたかも映画の中で描かれるかのような美しい南島原市立山口小学校(長崎県南島原市加津佐町戊1208番地)。近隣の加津佐東小学校と津波見小学校と統合する形で2014年3月末をもって閉校しました。実に139年の歴史の閉幕でした。
1874年創立の下等山口小学校を前身とする同校は、「こころ豊かで、進んで学び、最後までやりぬく山口っ子の育成」というスローガンを教育目標としていました。現在まで綺麗にその姿をとどめる木造校舎は築60年超。なんと地域の方々の手で作られた校舎とのことです。心温まる木の校舎にやさしく抱かれて、子供たちはすくすくと育つ美しい環境です。単に学校としての設備を整備するということでなく、その校舎の建造や学校の歴史などを大切に保存している同校。きっとかかわりを持った方々や卒業生は誇りを胸に抱いていることでしょう。
歴史と伝統あふれる学校がなくなったのは寂しい限りですが、もし同校に思い出がある方は、この場所に足を運んでみてはいかがでしょうか。日本の地方の美しい教育の原点がここにはあるのではないでしょうか。
(2019年8月執筆)
ピンク色の可愛らしい建物です。
とても楽しそうな遊び場ですね。
長い間本当にお疲れ様でした。
PHOTO:kattyan様
VIDEO : matsuomomo 様