紀和町立矢ノ川小学校 廃校
- 文化・教育施設
国道311号線沿いの山間にある紀和町立矢ノ川小学校(三重県熊野市紀和町矢ノ川455)が、1988年4月から休校し、そのまま廃校となっています。
1870年代に創立された同校は、L字型の白壁木造校舎で、赤い屋根が素敵な小学校。道路より高台に建っており、現在は木々で覆われたその佇まいから誰も寄せ付けない様相となっています。この場所は紀和鉱山の近くということもあり、当時は鉱山で働く家庭の多くの生徒が同校へ通っていたようです。校舎内は朽ちた場所も多数ありますが、確かにここで授業が行われていたという証拠として机が綺麗に並べられた教室が現存しています。1978年には鉱山が閉山となったことから生徒数も減少し、100年以上の長い歴史に幕を閉じました。
もし、この場所にゆかりのある方は今なお当時の面影を残す同校を訪れてみてはいかがでしょうか。
(2019年3月執筆)
雑草が生い茂っております。
確かにここに学び舎が存在しました。
ここで子供達の歓声を再び聞きたいものです。
PHOTO:遍照の響き/矢野川小学校
VIDEO:oodaisystem 様