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松山市民会館 閉館か

  • 文化・教育施設

松山市民会館(愛媛県松山市)は、1963年に市民からの強い要望を受けて建設が決定され、1965年7月10日に竣工・開館しました。城山公園内に位置し、当初は日米文化センターの跡地に建てられました。建設にあたっては、舞台の拡張や会議室の追加など、地域の文化団体の声を反映した設計変更が行われ、最終的な総工費は約6億円に達しました。

開館以来、松山市民会館は大ホール・中ホール・小ホール(能舞台付き)を備え、コンサートや演劇、各種大会、市民の文化活動の発表の場として幅広く利用されてきました。市民サークルの練習や講演会、研修会など、地域住民の交流と学びの拠点としても親しまれ、松山市の文化振興を支える重要な役割を果たしてきました。

2013年から2014年には耐震化工事のため一時休館し、再び市民のもとに戻りました。近年は老朽化が進み、2024年には施設の劣化状況を調査し、今後の閉館時期について検討が始まりました。2025年時点では、建物の使用はあと約10年と見込まれていますが、閉館時期の最終判断は2025年度中に行われる予定です。

松山市民会館は、世代を超えて多くの思い出が刻まれた場所です。数々の舞台やイベントを通じて、市民の心に文化の灯をともしてきたこの会館の歩みに、深い敬意を表します。長年にわたり運営に尽力された関係者の皆さまに、心から感謝申し上げます。閉幕までまだ時間がありそうです。是非一度現地に足を運んでみてはいかがでしょうか。

(2025年6月執筆)

PHOTO:PIXTA

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