尾鷲市立曽根小学校 閉校
- 文化・教育施設
飛鳥神社のすぐ近くに位置する曽根小学校(三重県尾鷲市曽根町606-1)が、1981年をもってその長い歴史に幕を閉じました。
1910年建築の同校は、現在も活用されている建物としては三重県で最も古い木造校舎。平屋建てで瓦屋根の外観は、一見すると学校と判断するには難しいですが、校舎正門には学校の証である二宮金次郎像が今でも現存しています。創立から71年間、経年による古さはあるものの、明治から昭和にかけて多くの生徒たちがここで勉学に励み、学校生活を送っていたであろう痕跡は確かにここに残っています。その後閉校を迎え、平成に入ると資料館として活用され、校舎内には曽根地区の歴史史料が展示されています。
もし、この場所に思い出のある方は、激動の時代を駆け抜けた同校をご覧に一度訪れてみてはいかがでしょうか。
(2019年3月執筆)
歴史を感じさせる景色です。
二宮尊徳の銅像でしょうか。
長きに渡り地域の子供たちを守ってくれて本当にありがとうございます。
PHOTO:遍照の響き/曽根小学校