尾鷲市立梶賀小学校 閉校
- 文化・教育施設
小さな入り江の小さな漁師町、その最も見晴らしの良い高台に位置する梶賀小学校(三重県尾鷲市梶賀町330)が、1998年に閉校を迎えました。
同校は1878年に開校した、木造平屋建ての小学校。当時、長い石段を登った先にある校舎では、集落で暮らす子どもたちが毎日元気に登校していました。約120年間使われてきた校舎内は所々激しい損傷が見られるも、職員室や図書室などそれぞれの教室には今なお、授業で使用されていた物が数多く残されています。現在は丘の上という立地を生かし、津波災害時の避難場所に指定。そのため地域の人によって、広い芝生の校庭はきれいに整備されています。
この地域の子どもたちは現在少し離れた小学校へ通っているため、梶賀小学校の役目はすでに終わってしまいましたが、思い出のある方はこの場所を一度訪れてみてはいかがでしょうか。
(2019年3月執筆)
美しい山に見事に調和した校舎です。
きっと沢山の思い出が詰まっているであろう鉄製の台座です。
長い間本当にお疲れ様でした。
PHOTO:遍照の響き/梶賀小学校