尾鷲市立古江小学校 廃校
- 文化・教育施設
目の前に国道が走るのどかな場所に位置する尾鷲市立古江小学校(三重県尾鷲市古江町192)が、2004年に休校ののち2006年7月1日をもって廃校となりました。
1957年、古江地区に開校した大きな2階建ての木造校舎の同校。学校周辺にある手洗い場などはすでに朽ちてしまっていますが、校舎内は昔の懐かしい小学校の風景が確かに残っています。休校から15年経った今でも、各教室はいまだに生徒たちが通っているかのように綺麗に保たれており、49年の歴史がここに凝縮されています。現在は廃校後の同校を再活用して、天然塩の製造が行われています。それぞれの工程を教室ごとに振り分けており、学校の構造がうまく生かされているようです。
もし、同校にゆかりのある方は、新たな利用で活性化したこの場所を一度訪れてみてはいかがでしょうか。
(2019年3月執筆)
長い歴史を見守ってきた木はしっかりと枝を伸ばし続けています。
懐かしい景色と感じられる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
長い間本当にお疲れ様でした。
PHOTO:遍照の響き/古江小学校