貞光町立端山小学校 猿飼分校 休校
- 文化・教育施設
1882年に創立された貞光町立端山小学校 猿飼分校(徳島県美馬郡つるぎ町貞光端山猿飼134)。何度かの改称を経て現在の名称となったのち、1991年3月31日に休校となっています。
休校まで100年以上の歴史を刻んできた猿階分校では、今も校舎が残されています。この小さな分校の校舎が建築されたのは1960年のこと。ちょうど粉ミルクの給食が導入されたのと同じ時期であったようです。校舎の中を覗くと、地域の伝統行事である「お亥のこさん」について書かれた模造紙が貼られているのを見ることができます。これは、農作物の豊作と家々の繁栄を祈る行事であり、旧暦の10月・最初の亥の日になると、今も子どもたちが猿階分校と民家を訪問しているようです。
同校にゆかりのある方は、ぜひもう一度分校のある場所に足を運んでみてはいかがでしょうか。ピンク色の小さな校舎を見ることで、きっと当時の思い出がよみがえってくるはずです。
(2020年4月執筆)
沢山の思い出がつまった校舎です。
かつては子供たちの賑やかな声が響いていたことでしょう。
長年に渡り、地域の子供達をお守り頂きありがとうございます。
PHOTO:遍照の響き/端山小学校 猿飼分校
VIDEO:四国ねっとTV 様