【四国交通】 秘境の小便小僧号 引退
- 乗り物
2021年11月、四国交通が管理するボンネットバス[秘境の小便小僧号]がその歴史の幕を下ろします。
1966年製造の白い車体に淡い緑色と水色で飾られた同車。丸みを帯びた車体のレトロな雰囲気が乗り物ファンから強く支持される魅力的な観光車両です。導入当初は路線バスで利用され、その後1982年からは定期観光バスとして大歩危や祖谷渓にて活躍しました。
「秘境の小便小僧号はこの地の渓谷の景観と実にマッチするのです。エアコンがなく暑い日に汗だくで乗車した記憶も懐かしい。パワーステアリングが装備されていないため、運転手さんが一生懸命にハンドルを切る姿も大好きだったのです。とても寂しいですが、お別れの時なのでしょうか。沢山の思い出を頂きました。11月の引退まで何回も乗車する予定ですよ。」徳島県在住の男性の言葉です。
一度現地に足を運ばれてみてはいかがでしょうか?半世紀の確かな歴史の足跡を感じ取ることができるはずです。
(2021年5月執筆)
PHOTO:PIXTA
紅葉の季節に祖谷渓に足を運ばれてはいかがでしょうか?
VIDEO : nek0mask55 様