南島原市立大野木場小学校校舎 焼失
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南島原市立大野木場小学校校舎(南島原市深江町戊2100-1)が焼失してしまったのは1991年9月15日のこと。雲仙普賢岳の火砕流にともなう熱風による焼失でした。
同校が佇む深江町は、防災意識が強い自治体。迅速な事前避難により人的被害はなかったものの、多くの子供達の思い出がつまった校舎は焼失し、大きなダメージを受けてしまいました。校庭端に佇むイチョウの木も焼けてしまったものの、翌年に緑の芽が吹き、学校関係者の希望の象徴になったとのことです。
長年間に渡り地域の子供達を守ってきた校舎は焼失によりその役割をおえましたが、現在では自然災害の危険性を継承する火砕流遺構・砂防学習拠点のひとつとして活躍しております。一度この場所に足を運んでみてはいかがでしょうか。きっと自然災害の危険性について学ぶことができることでしょう。
(2021年3月執筆)
高台にたたずむ美しい学び舎でした。
激しい傷痕が噴火のすさまじさを物語ります。
今後も地域の大切な防災拠点としてよろしくお願い申し上げます。
PHOTO:kattyan様
VIDEO : 長崎新聞 様