Final 2012年3月31日 記事対馬市立久原小中学校 閉校のイメージ画像 History 138年

対馬市立久原小中学校 閉校

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対馬市立久原小学校・中学校(長崎県対馬市上県町久原212番地)がその歴史に幕を下ろしたのはそれぞれ2012年、2010年3月末のことです。

久原小学校の創立は1874年にまで遡ります。当校の佇む久原地区。原田三郎衛の生地でもあります。薩摩藩から甘藷を持ち込み、当地での飢饉を救った人物が原田三郎衛です。敬意と感謝の意を込めて、対馬では「孝行芋」とよばれる甘藷とゆかりのある場所です。また良い漁場に囲まれる久原地区は漁師町でもあります。漁業や農業に従事する親御さんの子供達はみな顔見知り。顔なじみの友達と一緒に遊び学んだかけがいのない記憶を胸に秘め卒業生は社会で活躍しているそうです。

残念ながら人口減少に伴い在籍児童数の減少に歯止めがかからず、2012年に堂々たる138年間の歴史の幕を下ろしました。

ご興味のある方はこの場所に一度足を運んでみてはいかがでしょうか。海と山と地域の人々の温かい心に抱かれた子供達の元気な歓声が聞こえてくるかもしれません。

(2021年5月執筆)

 

長年に渡り地域の子供達の登下校を見守り続けました。

 

沢山の思い出がつまった校舎です。

 

卒業生、先生、地域住民など関係者様の心の中に、美しい思い出が永遠に記憶されますように。

PHOTO:kattyan

 

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