甘楽町立第三中学校 閉校
- 文化・教育施設
甘楽町立第三中学校 (群馬県甘楽郡甘楽町大字秋畑2438-1)が、64年にわたる歴史に幕を下ろしたのは2011年(平成23年)3月末のことでした。
当校の起源は、1947年開校の秋畑村立秋畑中学校にまでさかのぼります。甘楽町発足後の1961年に改称して第三中学校となりました。校舎は何度かの改築や建て替えを経て徐々に整えられ、プール(小学校などと共用)や体育館も順次建築されていきました。
昭和期前半には250名を超える生徒が通っていた時期もありましたが、閉校間近の数年間は30人を下回る状態が続いていたそうです。山間部に位置する秋畑の集落にあって生徒数減少の流れには逆らえず、惜しまれながら学び舎としての役割を終えることになりました。閉校後は貴重な文化財の保管庫として活用されているそうです。
雄川の清らかな流れと緑豊かな山々に抱かれた秋畑の集落で、当校は地域の中心的な存在として多くの人たちから愛されてきました。ご興味を持たれた方は、静かな山あいの集落で営まれた歴史の痕跡を求めて、この地を訪れてみてはいかがでしょうか。
(2021年12月執筆)
沢山の思い出がつまった体育館です。
確かにここに学び舎が存在した。その証です。
PHOTO: 廃校5000 様