前橋市立嶺小学校 閉校
- 文化・教育施設
前橋市立嶺小学校(群馬県前橋市嶺町1409-2)は、140年の長きにわたって子供たちの学びの営みを支えてきましたが、2015年3月末にその長い歴史に幕が下しました。当校の起源はこの地が嶺村であった明治期に遡ります。その後、嶺村は周辺自治体との合併を繰り返し、現在も前橋市嶺町にその名を残しています。
当校の学び舎が建てられたのは、前場市の中心部から北東方向に進んだ赤城山南麓の丘陵地帯の一角。豊かな自然環境が残る地域で、付近の嶺公園は自然の地形を生かした遊具や水場で遊べる市民の憩いの場となっています。
閉校後の校地には、新しい学びの場が作られています。2棟の校舎と体育館が部分的に改修され、英語の体験学習施設としての新しい歴史が始まりました。建物1階には「Minesho Museum」という名前で、嶺小学校の歴史をたどるコーナーも作られているとのことです。ゆかりのある方は、学び舎の新しい姿を見に出かけてみてはいかがでしょうか。在りし日の面影も色濃く残っていますから、懐かしい思い出もよみがえることでしょう。
(2022年3月執筆)
思い出の学び舎には新たな役割が与えられました。
卒業生・先生・地域住民など関係者様の心の中に、美しい思い出が永遠に記憶されますように。
PHOTO: 廃校5000 様