Final 2007年3月31日 記事富士宮市立井の頭小学校 根原分校 休校のイメージ画像 History 65年

富士宮市立井の頭小学校 根原分校 休校

  • 文化・教育施設

静岡県富士宮市の北端、雄大な富士山を望む朝霧高原の一角に位置した富士宮市立井の頭小学校根原分校は、地域の学び舎として100年を超える歴史を刻みました。その起源は1906年、上井出尋常小学校の根原分教場として設立されたことに始まります。その後、1941年の国民学校令や戦後の学制改革を経て、1958年の市町村合併により現在の校名となりました。

本校は、厳しいながらも美しい自然環境の中で、少人数の特性を活かしたきめ細やかな教育が行われてきました。地域住民にとっては、単なる教育施設にとどまらず、コミュニティの核としての役割も担っていたことがうかがえます。しかし、少子化や過疎化の影響により児童数の減少が進み、2007年3月をもって「休校」という措置が取られました。事実上の閉校状態となって久しいですが、市の教育委員会等の記録では、小規模特認校制度や学校適正配置を議論する際の重要な先例として、同校の歩みが参照されています。

長きにわたり地域の子どもたちを育み、高原の学びの灯を守り続けた運営関係者の皆様に深く敬意を表します。卒業生や教職員、そして地域を見守ってこられた皆様には、かつての校舎に響いた子どもたちの声や、四季折々の富士の姿とともにあったあの日々を、今一度心に留めていただければ幸いです。

(2025年12月改筆)

 

根原分校

懐かしい記憶が呼び起こされる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

根原分校

卒業生・先生・地域住民など関係者様の心の中に、美しい思い出が永遠に記憶されますように。

PHOTO: 廃校5000  様

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