エッセル堤
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エッセル堤(三国港突堤)は、1878年から1885年に地域の豪商数名が発起人となり、オランダから招聘されたオランダ人「G・A・エッセル」氏の設計、「デ・レーケ」氏の指導監督で造られた、日本初の西洋式捨石防波堤です。
明治初期、当地周辺海中に土砂が堆積し船の運航に支障が出るようになりました。そこで三国港 (現福井港)の防波・防風目的、土砂堆積防止目的のために造られたという史実を有します。築後100年以上経過した現在も現役で港を守る海の守護神として活躍しています。その歴史的な価値が認められ2003年に重要文化財に指定されました。
ご興味のある方は一度現地に足を運んでみてはいかがでしょうか。地域の営みを守ろうとした男達の強き思いを感じ取れることでしょう。
(2023年3月執筆)
現在でも地域にとって大切な場所です。
PHOTO:PIXTA