黒崎砲台跡
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黒崎砲台は、壱岐の猿岩近くにあり、東洋一と言われた巨大な砲台です。第一次世界大戦後のワシントン軍縮条約により、軍艦の削減を迫られた旧日本軍が、廃艦となった戦艦「土佐」の主砲を利用して、この地に秘密要塞を建造したとされています。その完成は1933年で、対馬海峡を通過する敵国艦船を攻撃するために設置されましたが、実戦で使用されることなく終戦後に解体されました。
現在は跡地のみが残る戦争遺産となっています。ご興味のある方は一度現地に足を運ばれてはいかがでしょうか。日本の歴史を刻む遺跡が壱岐の地にも記されています。
(2023年3月執筆)
この地において平和の尊さを訴えつづけています。
PHOTO:PIXTA