板倉町立板倉南小学校 閉校
- 文化・教育施設
群馬県邑楽郡板倉町大高嶋の地に、明治の夜明けと共に産声を上げ、地域を見守り続けた学び舎がありました。かつての板倉町立板倉南小学校です。
当校の歴史は古く、明治6年(1873)11月の「充善学校」開校に始まります。その後、大箇野尋常小学校などの変遷を経て、昭和30年(1955)に板倉町立南小学校となりました。昭和57年(1982)には、校舎の両端に半円アーチの窓を配した特徴的な鉄筋3階建ての新校舎が完成し、田園風景の中でモダンな佇まいを見せ、地域のシンボルとして親しまれました。
昭和30年代には500名を超えた児童たちも、時代の移ろいと共に減少し、平成9年(1997)からは全学年単学級となりました。しかし、小規模校ならではの家庭的な温かさの中で、子供たちは登下校時の見守り活動や学校開放などを通じて地域住民と触れ合い、地域の風習や文化を肌で感じながら健やかに成長してきました。地域にとっても、学校は単なる教育施設を超え、世代をつなぐコミュニティの核でした。
少子化による学校再編のため、令和2年(2020)3月31日をもって閉校し、板倉東小学校へと統合されました。その前年、令和元年(2019)11月30日に行われた閉校記念行事では、在校生だけでなく多くの卒業生や地域住民が一堂に会しました。全員で校歌「道」を大合唱し、校庭に描いた人文字をドローンで撮影するなど、感謝と惜別の思いを共有しました。
現在は地域の指定避難所やスポーツ活動の場として、変わらず地域住民の生活を支えています。146年という長きにわたり、子供たちの成長の場を守り抜かれた運営主体の皆様に深く敬意を表します。この学び舎で育まれた絆と数々の思い出は、卒業生や教職員、そして地域の皆様の心の中で、いつまでも色褪せることなく輝き続けることでしょう。
(2025年12月執筆)

長年に渡り、地域の子供達をお守り頂きありがとうございます。

卒業生・先生・地域住民など関係者様の心の中に、美しい思い出が永遠に記憶されますように。
PHOTO: 廃校5000 様







