函館市立千代ケ岱小学校 閉校
- 文化・教育施設
北海道函館市にある、函館市立千代ヶ岱小学校（北海道函館市千代台町10-7）が閉校します。当校は、市内を通る函館市電沿いの千代台公園近くに静かに佇みます。校舎は、函館大火の後、避難所として鉄筋コンクリート造りで建てられました。歴史を感じさせる重い木の扉、窓は木枠のガラス引き戸造りなどが今でも残っており、寒冷地ならではのストーブの姿も。昔は達磨ストーブが使われており、生徒が重い石炭箱を引きづって用務員室に運んでいたそうで、今でもその達磨ストーブと石炭箱が校舎内に展示されています。
函館市内でも進んでいる少子化により、高盛小学校と千代ヶ岱小学校、金堀小学校の3校が統合し、大森浜小学校となるため、千代ヶ岱小学校は2019年3月31日をもって閉校となります。堂々たる101年の歴史の閉幕です。卒業生の方やゆかりのあった方は、閉校前に校舎を訪れて当時の思い出にふけってみてはいかがでしょうか。
（2018年10月執筆）
