岩内町立岩内西小学校 閉校

  • 文化・教育施設

北海道岩内郡岩内町字野束172番地1に位置する岩内町立岩内西小学校は、壮大な岩内岳と日本海を望む豊かな環境の中で、多くの子どもたちを育んできました。その歴史の源流は明治時代にまで遡り、地域の初等教育の拠点として重要な役割を果たしてきました。特筆すべきは、1951年に制定された校歌です。作詞を俳人の荻原井泉水、作曲を童謡「ぞうさん」で有名な團伊玖磨が手掛けており、日本芸術院会員の二人が関わった名曲として、子どもたちに歌い継がれてきました。また、大相撲の第48代横綱・大鵬幸喜が一時期在籍した歴史もあり、これらは当校ならではの誇り高いエピソードとして知られています。

地域社会との関わりも深く、1954年の岩内大火という未曾有の災害を経験した地域として、現在では「岩内町防災の日」に合わせた避難訓練や防災学習を行うなど、安全安心なまちづくりに向けた活動を積極的に行っています。現在の学校体制は、1977年の学校再編により、旧岩内西小学校と島野小学校が統合し、新たな岩内西小学校として誕生したものです。

しかし、少子化への対応と教育環境の充実を図るため、2026年3月をもって当校は閉校し、その長い歴史に幕を下ろすこととなりました。同年4月からは、町内の小中学校4校(岩内東小・岩内西小・第一中・第二中)が統合され、新たに施設一体型の義務教育学校「岩内中央学園」が開校します。新しい学び舎は旧中央小学校の跡地に整備され、9年間の小中一貫教育がスタートします。

長きにわたり地域教育の灯をともし続け、子どもたちの成長を見守ってこられた運営主体の皆様に、心より敬意を表します。卒業生や教職員、そして地域の皆様、あの日、校舎の窓から見上げた岩内岳の雄姿や、友と共に歌った校歌の響きを、どうぞ今一度、懐かしく思い返してみてはいかがでしょうか。

(2026年1月執筆)

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