名護市役所 シーサー 撤去
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名護市役所にあるシーサーの壁(沖縄県名護市港1丁目1-1)が2019年3月をもって撤去されることになりました。漆喰製のシーサーの壁が作られたのは1981年。当時名護市に55あった集落の各瓦職人1人ずつが1体ずつ作り、さらに名護市庁舎を足して56体ものシーサーが並んでいたようです。1つ1つ見た目も形も違い、見る人を圧倒するとともに飽きさせないものでありました。しかし、時代とともに台風や塩害の被害によって、今残っているシーサーは45体。さらに残ったシーサーも落下などの危険があるという事ですべて撤去が決まり、38年の歴史に幕を下ろすことになりました。撤去されたシーサーの中で状態の良い10体は保管されるとのことですが、今後の再建などについては決められていません。特に昔から名護市役所のシーサーに親しみがある人にとっては寂しいものです。すべてが撤去される前に、その歴史を感じる姿を一度見に訪れてみてはいかがでしょうか。(2019年2月執筆)
まるで建物を守るかのようにシーサーが居座っています。
もうすぐ役割を終えます。
長い間本当にお疲れ様でした。
PHOTO:那覇在住T様