伊江村民収容地跡
- 文化・教育施設
第二次世界大戦末期、米軍が伊江島を占領した際、島民は捕虜として慶良間諸島に強制移送されました。約400名の伊江島住民が阿嘉島を含む座間味村に収容されました。米軍が伊江島を軍事拠点として活用するため、民間人を当地から排除したこと等が当施設建設の遠因とされます。
阿嘉島には、かつての収容所があった場所に記念碑が建立されています。この石碑は、戦後50年を迎えた1995年に、伊江島の人々によって建てられたもの。碑文には「この地は、耐え難い日々を共に生きてきた苦難の歴史の地である」と刻まれており、当時の過酷な状況を今に伝承します。
阿嘉港から車で約15分。戦時中の苦難の歴史を後世に伝え、平和の尊さを訴える重要な遺構となっています。ご興味のある方は一度当地に足を運んでみてはいかがでしょうか。戦争の悲惨さと平和の大切さを考える大切な機会となることでしょう。
(2024年6月執筆)
苦難の歴史を今に伝えます。
平和の尊さを学ぶ貴重な場所です。
PHOTO:KENT様