小山市立福良小学校 閉校
- 文化・教育施設
144年の歴史を持つ福良小学校(栃木県小山市大字福良2246番地)が開校したのは、1873年の5月。その後改称を経て現在の校名となりました。同校では、地域に残っている伝統の行事に多く参加していました。例えば、十五夜の晩に子どもたちが町内にある家を周り、サトイモの茎をワラで包み縄を巻き上げたワラデッポウを打ち歩く「十五夜のワラデッポウ」。大地の精霊に豊作を願うという意味や、モグラを追い払うおまじないと言われており、栃木県の各地で行われているもの。地域の家々をまわり、地域の人たちとの交流を大切にしてきました。さまざまな活動を行ってきた同校ですが、2016年度末となる2017年3月31日に閉校の時を迎えました。閉校式には多くの来賓や保護者を迎え、ともに長い歴史を持つ学校との別れを惜しんだようです。(2019年4月執筆)