横山郷土館
- 建物・施設
栃木県栃木市にある横山郷土館は、明治時代の豪商・横山家が建てた店舗兼住居で、国登録有形文化財に指定されています。横山家は江戸末期から麻問屋として成功を収め、明治時代には銀行業にも進出。建物は明治後期に建築され、右半分が麻問屋、左半分が銀行という独特の構造を持ちます。
建物は「両袖切妻造り」と呼ばれる珍しい形式で、鹿沼産の深岩石を用いた石蔵が特徴的です。館内には当時の帳場や金庫が残されており、横山家の経済活動や地域への貢献を垣間見ることができます。また、大正7年に建てられた洋館や美しい日本庭園も見どころの一つです。
現在は郷土資料館として一般公開され、横山家の収集品や当時の生活を伝える資料が展示されています。歴史的な街並みとともに、栃木市の繁栄を象徴するこの施設は、訪れる人々に貴重な文化体験を提供しています。蔵の街・栃木市を代表する横山郷土館。歴史と文化が息づくこの場所で、過去と現在が交差する瞬間をぜひ体感してみてください。
(2025年3月執筆)
まるで明治時代にタイムスリップしたかのような雰囲気です。
PHOTO:写真AC
ドラマ「まっつぐ〜鎌倉河岸捕物控〜」は、NHKで放送された時代劇です。佐伯泰英の小説を原作に、江戸時代・寛政年間の神田鎌倉河岸を舞台に描かれています。呉服屋の手代・政次、御用聞きの亮吉、船頭の彦四郎という幼馴染の三人が、酒問屋の看板娘・しほを巡る恋や事件に巻き込まれながら成長していく青春群像劇です。友情や恋愛、そして謎解きが巧みに絡み合い、江戸の町の活気や人情が色濃く描かれています。主演は橘慶太、中尾明慶、小柳友らが務め、松平健や竹中直人といったベテラン勢も脇を固めています。
当地もロケ地の一つとして作品を彩ります。