小浜市立上根来小学校 閉校
- 文化・教育施設
上根来小学校(福井県小浜市上根来2-10)は、1960年代に開校し、1985年に廃校になるまでの約25年間、上根来集落の子供たちの学び舎として活躍していました。「上根来山の家」として地域の施設として利用された後、老朽化が進み閉鎖。趣きのある木造建築の校舎は、懐かしさを感じる昭和の雰囲気のまま残されていました。
こじんまりとした長屋風の作りの校舎に入ると、板張りの廊下の壁には子供たちの作文や絵画が飾られています。床や天井の抜け落ちている箇所もありますが、理科室にはホルマリン漬けの動物やガイコツ標本も健在。食堂にはかまどまであり、当時の様子をありありと想像することができます。
昭和の趣きのある木造校舎を見学するためにたくさんの人が訪れていた同校ですが、著しい老朽化のために2018年10月には取り壊しとなってしまいました。すっかり更地に戻ってしまったものの、同じく廃村となっている上根来集落を訪れ、同校跡地を懐かしむ見学客も後を絶ちません。小浜市を訪れた際にはぜひ上根来地区と学校の跡地に足を運び、昭和の雰囲気を楽しんでみてはいかがでしょうか。
(2019年6月執筆)
これが校舎への入り口でしょうか。
ブランコの金具が寂しく佇んでいます。
長い間本当にお疲れ様でした。
PHOTO:遍照の響き/上根来小学校
引用 キラキラふくい 様