旧北陸線トンネル群
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旧北陸線トンネル群は、福井県敦賀市、南越前町にある旧北陸本線の隧道を中心とした鉄道遺構群です。
明治時代に敷設され、1962年まで鉄道路線として使用されました。敦賀駅・福井駅間には、交通の難所とされる木ノ芽峠等があり、13もの隧道を建設して鉄道が敷設されました。
後に自動車道路に転用されましたが、現役時の橋梁や暗渠などの土木構造物、スイッチバック施設、ロックシェッドなども残っており当地の鉄道史を現在に伝えます。21世紀に入るとその歴史的価値が近代化遺産として評価され、土木学会の選奨土木遺産に選定され、また国の登録有形文化財にも登録されています。
ご興味のある方は一度現地に足を運ばれてはいかがでしょうか。きっと在りし日の歴史ロマンを感じ取れるはずです。
(2023年4月執筆)
当時の鉄路の記憶です。
当地の在りし日の営みを感じ取れる場所です。
PHOTO:PIXTA