旧小筑紫町立田ノ浦小学校 都賀ノ川分校 閉校
- 文化・教育施設
過疎化の進んだ自然あふれる地域に位置する、旧小筑紫町立田ノ浦小学校・都賀ノ川分校(高知県宿毛市小筑紫町都賀川)が、1970年に本校へ統合のため閉校し、81年の歴史に幕を閉じています。
同校は当初は独立校として1889年に創立された学校。後に分校となってから1958年に現在の小さな木造校舎が建てられました。アクセスするのが難しいほどの山奥にある同校には当時30人程度の生徒が通っていたようです。また、校舎が神社の敷地内にあったことで、鳥居が校門の役割を果たしており、生徒たちは毎日神聖な雰囲気が漂う場所で授業を受けていました。現在は校舎内に教室がひとつと黒板が残っており、いまなおここにひっそりと佇んでいます。もし、同校にゆかりのある方は癒しスポットでもあるこの場所を訪れてみてはいかがでしょうか。
(2020年3月執筆)
かつては子供たちの賑やかな声が響いていたことでしょう。
沢山の思い出がつまった校舎です。
長年に渡り、地域の子供達をお守り頂きありがとうございます。
PHOTO:遍照の響き/田ノ浦小学校・都賀ノ川分校