羽幌町立曙小学校 閉校
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1990年3月末をもって、1906年に開校した羽幌町立曙小学校(北海道苫前郡羽幌町曙139)が他校との統合のため閉校しました。
曙小学校は、道道365号線沿いに位置するピーク時の児童数132名の小学校。羽幌炭鉱が栄えていた当時は開校当初10名程度だった児童が10倍以上に増加し、元気な子どもたちの声で溢れかえっていました。その後炭鉱が閉山となると周囲の学校が続々閉校、老朽化していた同校はそれらの閉校した校舎へ移転することに。そのため老朽化した校舎の玄関入口には以前の学校の校章に並んで左に曙小学校の校章が現存しています。
84年間に渡りこの地区の児童の教育を担い続けてきた同校。学校としての役目は終えましたが曙小学校の歴史は地域の人々によって今後も語り継がれるでしょう。同校にゆかりのある方は、この場所にもう一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
(2020年5月執筆)
PHOTO:takahumikawasaki様