広見町立愛治小学校 大宿分校 閉校
- 文化・教育施設
山奥の国道沿いの、緑に覆われた地形にひっそりとたたずむ広見町立愛治小学校大宿分校(愛媛県北宇和郡鬼北町大宿)は1904年に開校しましたが、1965年には児童数減少のため本校と統合し閉校しました。61年に及ぶ歴史でした。
今も残る小さな校舎には児童の名前が書かれており、低学年の複式学級だった当時の面影が感じられます。周辺に幼稚園がなかったため生活指導も兼ねていたようです。温かみのある木造建築の建物は見る人を懐かしい気持ちにさせてくれます。廃校になってから久しいですが、半世紀以上経過した今でも校舎が現存していることは珍しく、木造校舎ファンの心を捉えています。
同校にゆかりのある方は、ぜひもう一度この場所を訪れてみてはいかがでしょうか。当時の記憶がよみがえってくるかもしれません。
(2020年5月執筆)
かつては子供たちの賑やかな声が響いていたことでしょう。
長年に渡り、地域の子供達をお守り頂きありがとうございます。
PHOTO:遍照の響き/愛治小学校大宿分校