長万部町立静狩小学校 閉校

  • 文化・教育施設

長万部町立静狩小学校(北海道山越郡長万部町字静狩166番地)が、2022年3月末をもって歴史に幕を下ろします。当校の創立は1902年(明治35年)に遡り、これまで送り出した卒業生は3200人を超えます。最後の在校生は5年生と6年生、合わせて5人でした。小規模校である当校の子供たちは、一人何役もこなしながら、忙しくも充実した学校生活を送っていたそうです。

当校が築かれた静狩地区は、豊かな生態系を残す静狩湿原に近く、鳴き砂で有名な美しい静狩海岸や静狩漁港がある海沿いの町です。集落を貫く道路から内陸へ入ると、赤い屋根と白い壁の平屋づくりの学び舎があります。当校は地域とのつながりを大切にしてきた学校です。当校の運動会は保護者や地域の人々も参加するイベントであり、児童も地域の行事に積極的に参加していたそうです。

閉校式には卒業生や地域の人々約60人が集まり、別れを惜しみました。式の中で児童発表があり、静狩小学校の足跡を映像で辿ったり、歌が披露されたりしたそうです。感極まった児童の涙に参列者ももらい泣きするなど、当校へ寄せられた気持ちの詰まった閉校式は、長く人々の記憶に残ることでしょう。

ゆかりのある方は、今一度、現地を訪れてみてはいかがでしょうか。

(2022年3月執筆)

 

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