大阪マルビル 営業終了/解体
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大阪・梅田の複合ビル「大阪マルビル」( 大阪府大阪市北区梅田1-9-20 )がその役割を終えます。
大阪マルビルの竣工は1976年。地下2階/地上30階、高さ123.92mを誇る日本初の円形超高層ビルとして誕生しました。円筒形の特徴ある形状で大阪梅田のランドマーク的な存在として認知されており、長きに渡り当地の人々に親しまれております。単なるビル機能を超えて情報発信基地として当地の文化形成に大きく寄与してきたビルです。
地域の人々に寄り添った歴史ある建物ですが近年はその老朽化等の課題も指摘されていました。そして正式に同ビルの解体が発表。大和ハウス工業と大阪マルビルの発表によると同ビルは2023年夏に解体工事が着手される予定です。
「大阪マルビルが大好きです。周辺に桜の木があり、春にはとてもきれいです。自由に利用できる広場や、ディープな大阪を楽しめる地下街等魅力にあふれるビルですよ。創業時を思わせる電光掲示板が復活したときはとてもうれしかった。解体のニュースを聞いたときは正直ショックでした。残り1年と少しの期間のようです。今まで以上に足を運び思い出を沢山つくりますからね。」当地に住む初老の男性の言葉です。
なおこのビルの解体後にはバスターミナルが建設される予定のようです。ゆかりのある方は一度現地に足を運び、懐かしい思い出と共にもう一つ思い出を追加されてはいかがでしょうか?
(2022年5月執筆)
追記・・2023年5月31日をもって全テナントの営業が終了したとのことです。この日が当ビルの最終日ととらえられそうです。
懐かしく大切な思い出をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
伝統の電光掲示板です。
沢山の人々の思い出を詰め込んでその美しい歴史の幕を下ろします。
PHOTO:PIXTA
VIDEO : Final Access ファイナルアクセス