Final 2022年4月末 記事【内房線】太海駅舎 取壊のイメージ画像 History 98年

【内房線】太海駅舎 取壊

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内房線(JR東日本)の太海駅舎(千葉県鴨川市太海)が取壊されます。駅舎の建物財産標には「本屋1号/大正13年7月」と刻印されております。当駅の開業が同年ですので、98年の歴史の終幕となります。

開業以降、地域の交通の要所として、観光客の利用駅として現在に至るまで活躍してきた太海駅。地域のシンボル一つとして大切な役割を果たしてきました。再塗装はされているものの歴史を感じさせる素朴で美しい駅舎は地域の人々に愛され、日本中にファンも数多く存在するそうです。

「レトロな雰囲気にあふれるこの駅舎が大好きです。古きよき日本の観光地に佇む駅という感じに惹かれます。とくに用事はないのにこの駅舎に会うために足を運んだりしたものです。駅前になにもないのもすごくよいし、すこし歩けば美しい海岸が出迎えてくれます。おなじみの駅舎にもう会えないかと思うと本当に寂しい。いままでありがとうございます。」東京都在住の女性の言葉です。

その美しいたたずまいで多くの人を魅了してくれた太海駅舎。きっと人々の心の中に永遠に記憶されることでしょう。

(2022年6月執筆)

 

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