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【飯田線】飯島駅舎 取壊か

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1918年の開業以来、伊那谷の交通要衝として歩んできた飯島駅。伊那電気鉄道の終着駅としてその歴史の幕を開け、役場へと続く直線道路「広小路」の整備と共に、町に近代的な活気をもたらしました。1943年の国有化を経て、1954年に改築された現在の平屋建て木造駅舎は、中央アルプスを背に、通勤・通学客の日常を静かに見守り続けてきました。2013年からは町による簡易委託駅となり、地域社会との結びつきはいっそう強まりました。駅前の交流拠点「まちの駅」では、電車を待つ中学生たちが大テーブルで宿題に励んだり、美術部の生徒が窓を切り絵で飾ったりと、駅は単なる通過点ではなく、地域の文化や学生たちの生活が息づく温かな居場所として機能してきました。

しかし、長きにわたり愛されたこの駅舎も、経年による老朽化と耐震・防火性能の課題により、JR東海から建て替えの方針が示されました。近隣の木造駅舎が相次いで姿を消していく中、慣れ親しんだこの駅舎との別れも刻一刻と迫っているのかもしれません。

長きにわたり地域の足を支え、安全な運行を守り続けてこられた運営主体の皆様に、心より敬意を表します。新しい時代へと姿を変える前に、木の温もりが残る駅舎を訪れ、皆様それぞれの胸にある懐かしい思い出を振り返ってみてはいかがでしょうか。

(2025年12月執筆)

PHOTO:PIXTA

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