足尾町立原小学校 閉校
- 文化・教育施設
栃木県日光市足尾町、渡良瀬川と鉄道が走る原地区の河岸段丘。ここに位置した足尾町立原小学校の歩みは、明治6年(1873)10月の足尾小学校原分校設立に始まり、明治33年(1900)の独立を経て、地域と共に歴史を重ねてきました。
当校ならではの歴史として、昭和10年(1935)の最盛期には200名超の児童が在籍した賑わいが挙げられます。特筆すべきは、栃木県民の歌も手掛けた郷土の作詞家・神山清志氏(岡きよし)が校歌の作詞を担当したことです。子供たちはその歌詞を歌うことで、地域の風土や文化への誇りを深く心に刻みました。また、かつて校庭には二宮尊徳像が設置されており、勤勉を尊ぶ地域の風習の中で、学生たちは像に見守られながら学びと労働の尊さを体得していきました。昭和30年(1955)には閉校した小滝小学校を 1年間、分校として受け入れる など、激動の時代も地域社会の結節点であり続けました。
昭和31年(1956)には新たな校舎が建設されましたが、銅山閉山後の人口減少により、平成8年(1996)4月、最後の児童10名をもって足尾小学校へ統合、閉校となりました。かつて原小にあった二宮像は現在の足尾小中学校へ移設され、今も子供たちを見守り続けています。
長きにわたり地域の教育を支えられた運営関係者の皆様に深く敬意を表します。卒業生や教職員の皆様、川のせせらぎや友との語らい、懐かしい学び舎での日々を、今一度振り返ってみてはいかがでしょうか。
(2026年2月改筆)

懐かしい記憶が蘇るという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

当校の歴史と伝統は永遠に語り継がれることでしょう。
PHOTO: 廃校5000 様







