足尾町立本山小学校 閉校
- 文化・教育施設
2005年3月末をもって、足尾町立本山小学校(栃木県日光市足尾町上間藤16-1)が閉校しました。
1892年に足尾銅山を経営していた古河氏が私財を投じ、私立古河足尾銅山尋常高等小学校を設立。戦後、公立の学校となり足尾町立本山小学校と改称しました。同校は、上間市街地の山の中にある大きな校舎が特徴の学校。当時は足尾銅山の最盛期で、多くの銅山関係者の子どもたちが通学していました。しかし、児童数減少により2005年に閉校。足尾町立足尾小学校へ統合となり、113年間の歴史に幕を閉じました。
現在校舎はそのままの形で現存。敷地内にあった講堂は登録有形文化財に登録されており、足尾銅山の歴史を伝える遺構として残されています。ゆかりのある方は、この場所にもう一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
(2022年11月執筆)
確かにここに学び舎が存在した。その証です。
地域の学び舎を守り抜いた先人達の強い想いを引き継ぎたいものです。
PHOTO: 廃校5000 様