大谷石地下採掘場
- 文化・教育施設
- 建物・施設
大谷石地下採掘場は、栃木県宇都宮市大谷町にかつて存在した採掘場です。
江戸時代に当地で始まった大谷石の採掘。1919年から1986年までの約70年間に渡り大谷石を産出し、最盛期には年間約90万トンほどを出荷するほど。日本屈指の採石場として活躍し、地場経済を支える基幹産業として地域に大きく貢献しました。そして戦争中は地下の秘密工場、戦後は政府米の貯蔵庫等として活用されるなど、歴史的な史実を有する施設でもあります。
その巨大な地下空間は現在でも大活躍。幻想的な雰囲気が演出された巨大な空間は多くの人々が足を運ぶ人気の観光スポットとなっています。ご興味のある方は一度現地に足を運んでみてはいかがでしょうか。日本の経済産業史にかかる歴史ロマンを感じとれることでしょう。
(2023年1月執筆)
この場所で命を懸けて採掘活動に従事した男たちの血と汗の歴史を忘れないようにしたいものです。
PHOTO:PIXTA
「大谷石」。地域の発展に大きく貢献してくれた地域資源です。
永久保存版としてお手元に確保されてはいかがでしょうか?