【旧三井芦別鉄道】炭山川橋梁
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芦別市内を流れる炭山川にかかる「旧三井芦別鉄道炭山川橋梁」。1945年の建設から1989年3月の廃線まで活躍していた橋梁です。旧三井芦別鉄道は、北海道芦別市で鉄道事業を行っていた鉄道事業者。1940年に三井鉱山芦別専用鉄道として開業し、1949年に地方鉄道に改組・再開業しました。その後1960年に三井芦別鉄道株式会社として分離・独立した歴史を有します。
炭山川橋梁は石炭輸送の鉄路として活躍していた頃を思い出させてくれるような存在で、芦別を代表する炭鉱遺産でもあります。2009年には産業遺産として国の登録有形文化財に指定されました。現在でも橋の上に保存展示されるディーゼル機関車DD501と石炭専用貨車セキ3820が来訪する人々を魅了しています。
ご興味のある方は一度現地に足を運んでみてはいかがでしょうか。かつて炭鉱業で隆盛した時代に思いを馳せることができるかもしれません。
(2023年3月執筆)
在りし日の当地の営みを現在に伝えてくれる貴重な存在です。
PHOTO:PIXTA