旧郡築新地甲号樋門
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旧郡築新地甲号樋門は、明治時代に八代郡が行った「郡築新地」に設けられた樋門です。その建設は1900年で、赤レンガを使用した10連アーチが大きな特徴となっています
現在の熊本県は、昔から干拓によって豊かな陸地が作られてきた土地柄。中でも、1890年後半から1900年代初頭にかけての八代・郡築新地の干拓は大工事とされます。旧郡築新地甲号樋門は事業当初に建設された樋門としては唯一残存する大規模な土木構造物です。その歴史的価値が認められて2004年に国指定重要文化財に指定されました。
ご興味のある方は一度現地に足を運んでみてはいかがでしょうか。当地の干拓の歴史を感じ取ることができるかもしれません。
(2023年3月執筆)
PHOTO:PIXTA