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【通称】荒尾二造

  • 建物・施設

東京第二陸軍造兵廠荒尾製造所、通称「荒尾二造」は、1939年に熊本県荒尾市で建設が開始された官営軍需工場地帯です。広大な敷地を持ち、1942年には専用鉄道が敷設され、火薬の製造が開始されました。火薬や炸薬が製造され、これらは陸軍小倉造兵廠を通じて砲弾や爆弾、地雷として戦地に送られました。

敷地内に建設された荒尾二造の変電所は、工場内のさまざまな施設や専用鉄道に電力を供給するための施設でした。鉄筋コンクリート造りで、高さ11m、全長32m、奥行き8mの規模を持ち、現在もその姿をのこす建物は荒尾二造を象徴する建造物として、当地の歴史を今に伝承します。

変電所跡は周囲をフェンスで囲まれておりますが、その外観からも深い歴史を感じ取れることができます。ご興味のある方は是非一度現地に足を運んでみてはいかがでしょうか。

(2024年8月執筆)

PHOTO:PIXTA

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